データドリブンなビジネスを実現するDr.Sum導入のメリット

 2024.09.04  デジタルビジネスシェルパ

データドリブンなビジネスを実現するDr.Sum導入のメリット

マンガでわかるSnowflake

はじめに

データドリブンなビジネスを実現するDr.Sum導入のメリット-はじめに

現代のビジネスシーンでは、データが重要な意思決定の根拠となっています。データを活用して正しい方向性を見出し、効果的な戦略を展開すること(データドリブン)は、競争力を維持し成長を促すために不可欠です。データを活用するためには、データの整備が必須です。どんな内容のデータが、どんな状態・形で、どこに保管してあるのかが分からないと貴重なデータを大量に持っていても活用することはできません。
本記事では、データ整備のはじめの一歩に最適な製品として、Dr.Sumをご紹介します。

データ分析基盤

データ分析基盤

データ分析基盤は、データの収集、蓄積、加工、分析という一連の流れを一貫して行うための技術的な基盤を指します。企業が大量のデータを効率的に活用するために構築され、主に以下の4要素から成り立っています

  1. データを集める(データ連携): 様々なデータソースからデータを収集し、データレイクに集めます。
  2. データを貯める(データレイク): 未加工の生データを保管し、後続の分析用に利用します。
  3. データを加工する(データウェアハウス(DWH)・データマート): データレイクから加工されたデータをDWHやデータマートに保管します。
  4. データを分析・可視化する(BIツール): DWHやデータマートに保管されたデータを可視化し、分析に活用します。

データ分析基盤を構築することで、社内のあらゆる人材がデータにアクセスでき、効率的かつ効果的にデータを活用できるようになります。

データドリブンなビジネスを実現するDr.Sum導入のメリット-データ分析基盤

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Dr.Sumとは

Dr.Sumとは

Dr.Sumは、国内メーカであるウイングアーク1st社が提供するソフトウェアで、データ分析基盤を構築するために使用するソフトウェアです。データ分析基盤の構築に初めて取り組む方から、多機能・高性能を求めるベテランまでが満足できる分析用データベース 、各種データソースからデータをデータベースに取り込むためのデータ連携ツール、業務ユーザがデータにアクセスしてデータを分析、閲覧するためのユーザインタフェースから構成されています。

Dr.Sumの特徴

Dr.Sumはデータ分析基盤に必要な機能を様々なツールを利用して実現します。
オンプレミス、クラウド、両方で使えるなど製品ごとに違うので環境と用途に合わせて選択する必要があります。

Dr.Sumの特徴

データ連携ツール

データ連携ツール

Dr.Sum Connect(オプション、オンプレ/クラウド両方)

様々なデータソースに対応する接続コネクターと、100種類を超える豊富なロジックアイコンの組み合わせで、データ加工フローをノンプログラミングで実装できるETLツールです。 単純なSQLでは記述できない複雑な処理もGUIで定義できる初心者にも扱いやすいツールです。

Dr.Sum DataLoader(オプション、オンプレのみ)

連携するデータベースと同期処理(追加・更新・削除)を行うことができます。また、指定したキー項目をもとに差分のデータのみを更新することができます。SFA・CRMなど更新頻度の高いデータや、大量データ連携時におすすめの機能です。

分析用データベース

分析用データベース

Dr.Sumエンジン

Dr.Sumのコアである分析用データベースは集計に特化したデータベース(特許取得のカラム型データベース)で、集計のために難解なチューニングを行わなくても高速に集計が可能です。
また、データベースの構築や運用に必要な基本的な機能(データベースの作成、テーブルの作成、ユーザアカウントの作成、アクセス制御など)がGUI操作で簡単に行えます。
さらに開発もGUI操作(ノンプログラミング)で可能なので、学習コストが低く、属人化を避けることができます。

ユーザインタフェース(集計、分析画面)関連ツール

ユーザインタフェース(集計、分析画面)関連ツール

Dr.Sum Datalizer for Excel(オプション、各PCにExcelアドオンインストールが必要)

Dr.Sumデータベースエンジンに格納されたデータを、PCのExcelアドイン上で自由に集計できます。
集計後の2次加工をそのままExcel上で行うことができるので、日常的にExcelを使用される方には今までの操作感でグラフの作成やレポート出力ができるというメリットがあります。

Dr.Sum Datalizer for Web(オプション)

レポート出力のための定義の作成を管理者ユーザが予め作成しておくことで、利用者はブラウザでログインしたら、クリック操作だけでデータの集計・分析が行えます。検索条件の設定や項目の追加変更なども行え、簡単さと自由度の高さを両立したインターフェイスです。
Webブラウザ経由で利用でき、クライアント端末への設定が不要な点も管理者・利用者双方にとって便利です。

MotionBoard(別途購入が必要)

Dr.Sumと同じウイングアーク1st社が開発した、ダッシュボード用BIツールです。Dr.Sumだけでは実現できない、集計結果のチャート(グラフ)化、地図との連携などデータをグラフィカルに表現し、共有するためのダッシュボードを提供します。

関連記事:データドリブンなビジネスを実現する Motionboard の魅力!

Dr.Sumの使いどころ

Dr.Sumの使いどころ

ITの進歩に伴い増え続けるデータの種類とデータ量。それに合わせて、データ基盤分析もデータを貯める、加工する、集計する、分析するといった機能を1つのソフトウェアに集約した製品が出てきました。Dr.Sumもそんな製品の1つではあるのですが、やはり集計が速い、というところが優れた製品です。

初めてデータ分析基盤を構築する企業様向け

Dr.Sumはデータ分析基盤領域を全て網羅できる製品であるため、初めてデータ分析基盤を構築する場合はDr.Sumにデータを全て集約し、データの加工、集計もDr.Sumで行う仕組みを作るところから始めるのがよいでしょう。
最初から、各機能をそれぞれ専用ツールで構築しようとすると、導入に時間、費用が掛かる。失敗した際の手戻りの大きさなども検討するとスモールスタートし、徐々に接続するシステム、貯めるデータの種類を増やしていくことをお勧めします。

データ分析基盤の重要度が増してきたら

Dr.Sumにデータを集約、分析と沢山のデータとアクセスが集中しだすとサーバのスペック不足やストレージの容量不足、バックアップやリストアなど運用面の検討など、様々な費用や管理工数が必要になってきます。
この場合はそろそろ次の段階へ進む時かもしれません。
各種データは構造化データ、非構造化データを問わずデータを貯めこむことができるデータレイクに集約します。これはクラウドストレージの得意な領域です。

貯めこんだデータを加工し、データベースに格納するのはDWHの得意な領域です。データレイクから必要なデータだけを取り出し、構造化データになるように加工して時系列順に格納します。時系列順になったデータを複数世代保管することで、比較・分析を行いやすくします。

整理されたデータは用途ごとに作成したデータベースに分けて格納しデータマートを構築します。既存のDr.Sumはデータマートの用途で利用することで集計、分析処理機能を活かしきることができます。

データ分析基盤の利用が活発になると、データの専門家以外もデータに関心を寄せるようになります。この時に数字だけの集計表から、図やグラフを使ったダッシュボード、レポートを作成できるBIツールの導入を検討すべきです。例えばMotionBoardを導入しデータからダッシュボードを作成することで意思決定に必要な新たな知見を見つけられるよう手助けをします。

関連記事:データドリブンなビジネスを実現する Motionboard の魅力!

データ分析基盤は一度導入したらそのまま使い続ける、というものではありません。会社の戦略、データの量や種類、分析軸、利用者のニーズなどの変化に合わせて改変していく必要があります。最初から完璧なものを作ろうとすると変化に対応できなくなる可能性がでてきます。

Dr.Sumを使って、データを1か所に集約し分析ができる環境を作るところから始めてみてはいかがでしょうか。

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